
まりなさ〜〜〜ん!!
ちょっとお話聞いてもらってもいい?

はい!まりなです!
どうされました?

別のデザイナーさんに店舗の看板のデザイン制作をお願いしてるんだけど、ちょっと思うことがいろいろあるんだ…。
工程やお金についての色々なことについて私が知らなさすぎるのかな…?
ご相談してくれたのは、私の継続でご依頼いただくお客様のAさん。パン屋を経営していらっしゃいます。
店舗の看板のデザイン制作をデザイナーさんに依頼したところ、もやっとしたことがあっただとか。
今回は、依頼側は作り手にこうしてくれると嬉しいと思うことを教えていただきました!
さらに「ぜひ周りのデザイナーさんにも広めてほしい〜!」とのことで掲載許可もいただきました。
ありがとうございます!

聞いてみるとデザイナーが主導権を握っていることもあり、ちょっともやっとするよねって内容でした…!
直案件で、Aさんと直接やりとりする方は知っておくと気持ちよくお仕事できるようになるはずです!
目次
状況の整理
Aさんがお店の看板を作りたいと思ったものの、ロゴがないので「看板のデザインとあわせてにロゴも作ろう」とデザイナーと話しを進めました。
制作体制は、Aさん⇔デザイナーさん⇔ロゴ作家さん。
話し合いを重ね、参考になりそうなロゴデザインをデザイナーに挙げましたが、ロゴ作家さん作ってもらったロゴがなんか違う、と言うことがあったようです。
そこでいくつか疑問点が生まれたというのです。

①「これだ!」と思う案がないときは作り直しをお願いしてもいい?
せっかく作ってもらっているけど、自分が使用したい、いいなと思うものがなく、やり直しをお願いしたかったそうです。
でも作家さんにはサンプルを作ってもらっていて、料金が発生するのか…?と不透明で聞くに聞けずにいました。

A, B, C みたいに、商品がこういうものって決まっている形式の商品を買うのには慣れているんだけど、A案, B案, C案 みたいな、形がないものを買う経験がないんだよね。
自分がいいなってものが出てこない時に、やり直しをお願いしていいのかわからないんだよね。
とのことでした。
Aさんの気持ちもめちゃくちゃわかります。
オーダーメイドと言っても、ある程度型が決まっているセミオーダーメイドの方が身近だったりするので、完全に0→1を作り出す作業ってなかなか日常生活にはありません。
しかも、今回はAさん⇔デザイナー⇔ロゴ作成者という体制だったので、それぞれのやり取りで認識の誤差を減らなさないと、最終的に大きな認識の差が生まれてしまうことも出てしまいそうですよね。

伝言ゲームでずれてっちゃう感じね…
対策1:お客様のご希望を汲み取る
だからこそ、Aさん⇔デザイナーさんのすり合わせがとっても大事な工程になると思います。
デザイナーはデザインを作りますが、お客様の頭の中にある「こんな風にしたい」を吸い取り、整理整頓するのが仕事です。
今回の場合は、Aさんのご希望を吸い取り切れていない可能性があります。
例えば今回、参考にあげたロゴのデザインを「漢字のはらいの太さ具合がいい!」と思ったAさんだったのですが、デザイナーさんは「筆のようなものがいいのかな?」と筆のようなもの→はらいの力加減は太めまでたどり着いていないのかな?と思いました。
たしかに、一発でご希望を吸い取り切るのは難しいですが、少しずつ抽象的なものから、具体的な特徴を吸い取ることをした方が認識の差を埋められますよね。
対策2:コミュニケーションをいつも以上に取る
あとは「この作家さんが良さそうですが、いかがですか?」と確認が抜けてしまっていたそうで、余計にデザイン案を作ってもらってるのにやり直しをお願いできるの?と聞くに聞けなくなってしまっています。
おそらく、普段は確認してくれると思うのですが、やはり確認するためのコミュニケーションは大事だなと改めて思いました。
さらに外部の方に依頼するときは、修正回数が何回まで許されるのかも明確にしておくと、Aさんも悩まなくてよかったのかもしれません。
とにかく確認が大事ですね!
②どの工程から有料なのか?
明確な見積書もなく説明もなかったため、どの工程から料金が発生するのかもわからなかったそうです。

デザイン案を出したらなのか、案を気に入ってそれを基に進めていくタイミングなのかがわからなくて、やり直しのお願いするか迷ったんだよね…
たしかに、請求のタイミングは会社、個人ともにバラバラだと思うので、作り手側が明確にお伝えする必要があります。
制作のためのお金がかかることを構えていても、突然入金してくださいだとドキドキしますよね…!

しかも安くないはずなので、余計にドキドキする…!
なので、きちんと作る工程とともに、お客様がするアクションもお伝えすると工程がクリアになりますよね。
作り手とお客様と軸があって、それぞれどのタイミングで何をするのかを、提案書などに資料として挿入するとスケジュールも組みやすくなっておすすめです!
下に私が提案書で入れている資料の一部を載せておきます!

いろんな作り手がいるからこそ、明確にしておくとお客様にご心配おかけしなくて済みますよね。

素材が来ない場合も、いつまでにデザイナーの手元にほしいのかが伝わっていないこともあるかも!
まとめ
作り手にとってやりやすい手順で制作を行うのは、ベストパフォーマンスを発揮するためには必要なことです。
でも、お客様がいるから成り立つお仕事でもあります。
きちんとお客様に「あなたにお願いしてよかった」と思ってもらえる制作の方が、自分もお客様も気持ちが良いですよね。
気持ちが良い制作をするために、気をつけたいことの1つである、「自己満制作ではなく、一緒に作りあげる」という姿勢がとっても大事だと再認識するエピソードでした!

私も気をつけたいな!
自分のための政策ではなくて、お客様が幸せになるための制作をしたいので、きちんとお客様に報連相していくぞ〜!